筋力や体力に自信がありません。合気道をするのはやはりむずかしいのでしょうか。

 

 私自身、筋力や体力のみならず、忍耐力も屈強さも十分あるとは言えません。むしろ「あまりない」か「ほとんどない」といっても過言ではないくらいです。内田樹先生はいつか「茶碗とお箸が持てれば合気道はできる」と仰せになりましたが、私自身もそう信じていますし、青楓会はもちろん上位組織である凱風館においても、老若男女問わずいろんな方が愉快にのびのびと稽古しております。また、凱風館道場の源流には神戸女学院大学合気道部という存在があり、凱風館の骨格を成しているのは「女学生のための合気道」です。心身の可能性を開花させることや、生きる知恵と力を高めることを主眼に置かれていますから、安全への配慮はもちろんですが、相手を痛めつけるということは一切ありません。

毎回出席するのはむずかしいのですが…

 青楓会の会員は、みなそれぞれのペースでお稽古に参加しています。合気道のお稽古は、ただ漠然と回数をこなしていればいいというものではありませんので、細くであっても長く続けていくことがたいせつだと思います。ご自分のペースで、無理のない範囲でご出席ください。

稽古ではどのようなことをするのでしょうか?​

 

 まずは坐相を整え、静坐します。遠くの音を聞くように耳を済ませ、心を落ち着かせます。大先生(植芝盛平先生)の遺影に一礼した後に互いに礼し、いくつかの体操を行います。無理なストレッチはありませんし、自分自身で加減をしながら行って頂いてかまいません。その後、中村天風先生が体系化されたヨーガの呼吸法を丁寧に時間をかけて行います。その後、足捌きや受身、膝行等の基本的動作を行います。ここまででだいたい1時間~1.5時間くらいでしょうか。だいたい一コマ2時間半くらいですから、残り半分で基本的な体術を行います。試合や乱取りなどはなく、型稽古が中心となります。受け身は前転・後転に似た動きです。無理に投げられたりということはもちろんありませんが、互いに怪我過ちのないよう気をつけながら技を行います。水分補給は各自の判断で行って頂いてかまいません。私達の稽古は運動やスポーツというより、むしろ瞑想的で研究的な色が濃いと思います。私自身は器楽演奏に似たものを感じることがあります。体力や筋力に自信があって、汗をたくさんかいて、稽古後にビールを一気に嚥下したい!という方にはもしかしたら物足りなさを感じてしまうかもしれません。とはいっても、夏の暑い日はたくさん汗をかきますし、稽古後のビールってやっぱり美味しいんですけど。

呼吸法とはどんなものですか? なぜ、呼吸法に時間を割くのですか?

 

 私の先生の先生の先生は中村天風先生ですが、天風先生はカルマ・ヨーガとラージャ・ヨーガの行者だったと伺っています。当会では天風先生が体系化されたヨーガの呼吸法を必ず行っています。もしかすると「武道の稽古でヨーガの呼吸?」と違和感を覚えられるかもしれませんが、むしろ私にとっては最も重要な稽古の一つと捉えています。例えば、大勢の人の前で話す際や重要な会議で意見を呈する際、胸が高鳴り、足がすくんで、声が震えてしまうことがあると思います。「緊張してしまって本来の力を発揮できなかった」という経験があるかもしれません。武人にとって、緊張やこわばりによってパフォーマンスが阻害されるというのは最も忌避すべき事態なのですが、それは本来的な意味で死活問題だからです。そのような緊張状態を解消するために、私たちはしばしば目を瞑って深呼吸したり、人という字を掌に書いて飲み込んだりしますが、稽古における呼吸法というのもそれとさして変わりはありません。音楽を演奏される方や、なにかを専門的に研究する学者の方、事業を推進される方など、現代に生きるどなたにおいても十分有用な技術であると考え、必ず毎回丁寧に時間をかけて呼吸法を行っています。 

購入すべきものはありますか? 謝金以外にどんな費用が必要ですか?

 

 入門時はスポーツ保険(2,000円。年一回更新)と道衣(1万円程度)が必要になります。また稽古では、木剣・杖を用いることがあります。会として数本の予備がありますのでお貸しすることもできますが、どこかのタイミングで、ご自分のものを購入することをお勧めします。それぞれ4~5千円程度といったところです。また、都度発生するイベント(例えば合宿等)にも旅費等の費用を要しますが、参加は任意です。事前に費用と合わせてご案内しますので、その都度ご判断いただければと思います。

初心者です。受身がこわいのですが…

 

 普段の生活において、投げられることも関節を固められることもありませんから、それはごく自然なことだと思います。もちろん最初はどなたも上手にできるものではありませんので、受身の練習も丁寧に時間をかけて行います。また、受身のできない方を無理に投げることはありませんし、練習すれば必ず上達しますのでご安心ください。

ひととの接触に抵抗があるのですが…

 

 上記同様、日常生活で人の手首を掴んだり掴ませたりという事態はほとんどありませんから、抵抗があるのはやむをえないと思います。しかし、接触なしに合気道の稽古はできない、というのが正直なご回答です。何かを体得しようとするには、何かを乗り越えることや差し出すことが必要なのでしょう。”No pain No gain”ですね。

【追記】

 2018年7月から呼吸法体験会というのを年数回開催しています。体術は行わず、体操と呼吸のみを行いますので、是非こちらに参加ください。 

身体に慢性的な不具合(例:腰痛がある・膝が悪いなど)があるのですが、続けられますか?​

 きっと続けられると思います。誰しも、自分自身の身体に十分に自信があって始めたり、稽古を続けたりしているわけではないと私は思います。

眼鏡をかけたまま稽古できますか?​

 

 基本的な稽古の流れは上記の通りですから、眼鏡をかけたままできるものは多いです。受身の時だけ外すなどの工夫をされている方も多いので、十分可能だと思います。うっかり大事な眼鏡を落として壊したりしないよう、ご自身で管理頂ければと思います。

定期開催していますか?​

 

 市の体育館等の公的施設を利用しているため「決まった日に決まった場所で」とはなっていない状況ですが、毎週日曜は武蔵野か三鷹、西東京で開催するようにしています。呼吸法の体験会を月1回開催していますので、はじめての方はこちらもぜひご検討ください。該当月の約1.5ヶ月前にカレンダーに掲載しています。

合気道の稽古は見学できますか?​

 

 入会前にご検討いただけるよう、見学または体験で参加できます。また、初回体験時は謝金を頂いておりません。

 (呼吸法体験会は入会等の手続きは不要です。)

護身術に使えますか? 健康や美容に役立ちますか?

 

 間接的に役立つことがあるかもしれませんが、直接的に・効率よく・最短時間でと考えると懐疑的です。なにしろ開示できる数値もエビデンスもありませんので、明言は控えさせていただきます。

護身術に使えますか? 健康や美容に役立ちますか?

 

 間接的に役立つことがあるかもしれませんが、直接的に・効率よく・最短時間でと考えると懐疑的です。なにしろ開示できる数値もエビデンスもありませんので、明言は控えさせていただきます。

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